Derbyは組み込みのJDBCドライバと共に提供されます。
それによってJDBC APIが提供されます。これはDerbyのデータベースを利用するための唯一つのAPIです。 このドライバはJavaで実装された独自プロトコルのドライバです。(Sunによる定義に従えば、タイプ4です。)
この節ではDerbyにおけるJDBC APIの実装に関する情報を提供して、JDBC 2.0、3.0、4.0のAPIにどのように準拠しているかが書かれています。
やりたい事に対するドライバの利用方法を知るには、Derby ディベロッパーズ ガイドを参照してください。
このJDBCドライバはSunが定義する標準のJDBCインターフェイスを実装します。 Derbyと同じJVMにて実行されているアプリケーションから呼び出す場合、JDBCドライバは組み込みモードのデータベースへの接続をサポートします。 データベースへのネットワークを介する通信は必要ありません。 クライアント/サーバモードでは、クライアントはJDBCの要求をネットワーク越しにJDBCのサーバに送ります。一方でサーバはDerbyと同じJVMにて動作しており、要求を組込みのJDBCドライバを介してDerbyに送ります。
Derbyが提供するJDBCの実装は、Derbyのデータベースへアクセスする機能を提供して、必要な全てのJDBCのインターフェイスを提供します。 JDBCドライバにて実装されていない局面では、"Feature not implemented"で始まる文言およびXJZZZというSQLStateのSQLExceptionが返されます。 これらの実装されていない局面は、Derbyにて実装されていない機能に対応するものです。