java.sql.Driverインターフェイス

Derbyの単独環境向けのドライバは、org.apache.derby.jdbc.EmbeddedDriverによりロードします。 以下にクラスのインスタンスを作成する方法を幾つか挙げます。 java.sql.Driverのインターフェイスは直接使わないでください。接続を作るにはDriverManagerクラスを使います。
  • もしアプリケーションがJDK1.6以上のバージョンで動作しているなら、以下のいずれも行う必要はありません。アプリケーションが最初に接続を要求したときに、自動的にEmbeddedDriverがロードされます。

  • Class.forName("org.apache.derby.jdbc.EmbeddedDriver")

    インスタンスを作成することでどのJVMでも同じ時にクラスをロードできるので、この方法をお勧めします。

  • new org.apache.derby.jdbc.EmbeddedDriver()

    Class.forName("org.apache.derby.jdbc.EmbeddedDriver")と同様ですが、プログラムをコンパイルするときにクラスを必要とします。

  • Class c = org.apache.derby.jdbc.EmbeddedDriver.class

    これもClass.forName("org.apache.derby.jdbc.EmbeddedDriver")と同様ですが、プログラムをコンパイルするときにクラスを必要とします。擬似的な静的なフィールドのclassは、指定された名前のクラスと評価されます。

  • システムプロパティのjdbc.drivers

    システムプロパティの設定は、起動のコマンドラインあるいはアプリケーション内にて行います。アプレットではこれは不可能です。

java -Djdbc.drivers=org.apache.derby.jdbc.EmbeddedDriver
    applicationClass

jdbc:derby:プロトコルを処理するためにDriverManagerへ実際に登録されるドライバは、org.apache.derby.jdbc.EmbeddedDriverではありません。このクラスのすることは、必要とされるDerbyドライバを検知して、Derbyドライバを読み込むだけです。

jdbc:derby:プロトコルを介して、Derbyのシステムに接続する方法は、DriverManagerを使ってドライバ(java.sql.Driver)を得るか、 あるいはgetDrivergetConnectionメソッドを使って、接続(java.sql.Connection)を得る方法の二つです。

関連概念
java.sqlにある、JDBCの主なクラス、 インターフェイス、メソッド
関連資料
java.sql.DriverManager.getConnection メソッド
java.sql.Connection インターフェイス
java.sql.DatabaseMetaData インターフェイス
java.sql.Statementインターフェイス
java.sql.CallableStatement インターフェイス
java.sql.SQLException クラス
java.sql.PreparedStatementインターフェイス
java.sql.ResultSet インターフェイス
java.sql.ResultSetMetaData インターフェイス
java.sql.SQLWarning クラス
java.sql.SQLXMLインターフェイス
SQL型とjava.sql.Typesの対応
JDBC 2.0 の機能
java.sql.Connection インターフェイス: JDBC 2.0で利用可能なメソッド
java.sql.DatabaseMetaData インターフェイス: 利用可能なJDBC 2.0のメソッド
java.sql.PreparedStatementインターフェイス: JDBC2.0で提供されるメソッド
java.sql.ResultSet
java.sql.ResultSetMetaData インターフェイス: JDBC 2.0で利用可能なメソッド
java.sql.Statement インターフェイス: 利用可能なJDBC 2.0のメソッド