JDBCエスケープの構文

JDBCにはDBMSベンダーによるSQL実装毎の違いを吸収するための仕組みが用意されています。その仕組みとはエスケープ構文といいます。 個々のベンダが提供するJDBCドライバは、エスケープ構文を読んで、それを個々のデータベースが理解できる形式に変換することが求められます。この仕組みによりエスケープ構文はDBMS独立に働きます。

JDBCエスケープ節は中括弧で開始および終了します。キーワードは常に開いた中括弧に続きます。

{キーワード }
Derbyでは以下のJDBCエスケープ構文が利用できます。なお何れも大文字小文字の区別はありません。
これ以外のJDBCエスケープキーワードは利用できません。
注: DerbyではConnection.nativeSQLが呼ばれた場合、エスケープ構文をSQLのネイティブな構造とみなし、与えられたSQLをそのまま返します。さらに、同様の理由により、Statement.setEscapeProcessingを呼ぶ必要はありません。
関連概念
SQLの識別子
組込みシステム関数
JDBC リファレンス
関連資料
大文字小文字と特殊文字
SQL 節
SQL式
JOIN 演算
SQL 問い合わせ
組み込み関数
SQL予約語
DerbyのサポートするSQL-92の機能
Derbyのシステム表
Derbyの例外メッセージとSQL state
java.sql.BatchUpdateException クラス
Connected Device ConfigurationおよびFoundation Profile向けのJDBCパッケージ(JSR169)
JDBC 3.0の機能
JDBC 4.0の機能