ドライバマネージャから取得したJDBCドライバより、DriverPropertyInfoオブジェクトを得ることができます。
java.sql.DriverManager.getDriver("jdbc:derby:"). getPropertyInfo(URL, Prop)
org.apache.derby.jdbc.EmbeddedDriverは実際のドライバを読み込む一時的なクラスであり、このクラスからDriverPropertyInfoオブジェクトを得てはなりません。
このメソッドはDriverPropertyInfoオブジェクトを返します。 Derbyでは、このオブジェクトはデータベース接続URLの属性の配列からなります。 最も便利な属性は、databaseName=nameofDatabase,で、これは現在のシステムにて起動されたデータベースのリストです。
例えばDerbyのシステムにて、システムディレクトリにtoursDBとflightsDBの二つのデータベースがあって、システムの全データベースが自動的に起動して、ユーザはA:/dbs/tours94に接続しているとします。 getPropertyInfoが返す配列には、databaseName属性に対応するオブジェクトが一つあります。 このDriverPropertyInfoオブジェクトにあるchoicesフィールドは、toursDB、flightsDB、A:/dbs/tours94の三つの文字列からなる配列を値にとります。 このようなオブジェクトが返されるのは、接続オブジェクトに(どのような形であれ)データベース名がまだ無いか、shutdown属性がtrueである場合の何れかです。
java.sql.Driver.getPropertyInfoについてのより詳細な情報については、Derby ディベロッパーズ ガイドの8章にある、「接続の選択項目をユーザに提供する」を参照してください。