Derbyの例外メッセージとSQL state

Derbyにて発生する全てのエラーは、JDBCからSQLExceptionとして挙がります。 もしユーザの定義した型から例外が挙がって、その例外がSQLExceptionでは無い場合、その例外はSQLExceptionにラップされています。 Derby固有のSQLExceptionは、SQLStateクラスに定義されたXで始まるコードを用います。標準に定義されたSQLStateの値は、対応する例外に対して返されます。

JDBCドライバにて実装されていない機能には、0Aで始まるSQLStateSQLExceptionが返されます もしあなたのアプリケーションがJDK 1.6以上の環境で実行されているのであれば、例外クラスはjava.sql.SQLFeatureNotSupportedExceptionとなります。 これらの実装されていないとされる部分は、Derbyにてサポートされていない機能です。

Derbyは、文言とSQLStateのフィールドに値を提供します。さらに、DerbynextExceptionの連鎖により複数のSQLExceptionsを返すことがあります。 最初の例外は、常にSQL-92に定義された最も致命的な例外であり、これはDerby固有の例外に先立ちます。

SQLExceptionsの処理については、Derby ディベロッパーズ ガイドを参照してください。

関連概念
SQLの識別子
組込みシステム関数
JDBC リファレンス
関連資料
大文字小文字と特殊文字
SQL 節
SQL式
JOIN 演算
SQL 問い合わせ
組み込み関数
SQL予約語
DerbyのサポートするSQL-92の機能
Derbyのシステム表
java.sql.BatchUpdateException クラス
Connected Device ConfigurationおよびFoundation Profile向けのJDBCパッケージ(JSR169)
JDBC 3.0の機能
JDBC 4.0の機能
JDBCエスケープの構文