この節は集約(ANSI SQL-92では集合関数、データベースの書籍によっては列関数と呼びます。)について説明します。集約は、行の集合に対して式を評価する方法を提供します。他の組込み関数は単式に対して作用しますが、集約は値の集合に対して作用して一つのスカラー値にまとめられます。組込みの集約により、値の集合に対して、式の最小値、最大値、合計、計数を行い、例えば行を数えるような事ができます。また組込みのものとは別に集約を作って、例えば標準偏差を計算するようなこともできます。
-- not valid
SELECT MIN(flying_time), flight_id
FROM Flights
SELECT c1 FROM t1 GROUP BY c1 HAVING c2 > (SELECT t2.x FROM t2 WHERE t2.y = SUM(t1.c3))
集約が外の問合せにある場合、そのResultSetのカーソルは更新可能ではありません。