Derbyでは、JDBC 4.0にて追加されたメタ情報のメソッドは、全て実装されています。
- 利用可能な機能の公開機能 - JDBC4.0からデータベースにて利用可能な機能を問い合わせるためのメソッドが幾つか追加されました。このメソッドには以下のものがあります。
autoCommitFailureClosesAllResultSetsと
providesQueryObjectGenerator、
getClientInfoPropertiesおよび
supportsStoredFunctionsUsingCallSyntaxです。
- 列のメタ情報 - 値の自動生成される列であれば、getColumnsメソッドから得られる情報では、IS_AUTOINCREMENTはYESです。
- 関数のメタ情報 - JDBC 4.0から関数の引数や返り値を調べるためのメソッドが幾つか追加されました。これらを使って、ユーザが作成した関数を調べることもできます。
追加されたメソッドは、getFunctionsおよびgetFunctionColumnsです。
これらのメソッドの振る舞いは、getProceduresおよびgetProcedureColumnsと同様です。
- 手続きのメタ情報 - getProcedureColumnsメソッドで、手続きの引数についてより多くの情報が得られるようになりました。より詳細な情報については、このメソッドのjavadocを参照してください。getProcedureColumnsが返すResultSetに新規に追加された列は以下のとおりです。
COLUMN_DEF、
SQL_DATA_TYPE、
SQL_DATETIME_SUB、
CHAR_OCTET_LENGTH、
ORDINAL_POSITION、
IS_NULLABLEそれとSPECIFIC_NAMEです。
- スキーマのメタ情報 - JDBC 4.0ではgetSchemasに新しいオーバーロードが追加されています。このオーバーロードにより、名前を元にしてスキーマの情報を調べることができます。