territory=ll_CC 属性

機能

データベースの作成やアップグレードを行うとき、この属性を使ってデータベースに既定値ではない地域を指定できます。 territory属性を設定することで、システムが既定とする地域を上書きすることができます。システムが規定とする地域は、java.util.Locale.getDefault()でわかります。

地域を指定する書式はll_CCです。ここでllは2文字の言語コード、CC は2文字の国コードです。

言語コードは小文字の対からなり、ISO-639に従います。
表 1. 言語コードの例
言語コード 説明
de German
en English
es Spanish
ja Japanese

ISO-639の全コードを示す一覧は、http://www.ics.uci.edu/pub/ietf/http/related/iso639.txtを参照してください。

国コードは2文字の大文字からなり、ISO-3166に従います。
表 1. 国コードの例
国コード 説明
DE Germany
US United States
ES Spain
MX Mexico
JP Japan

ISO-3166の仕様はhttp://www.chemie.fu-berlin.de/diverse/doc/ISO_3166.htmlにあります。

他の属性との組み合わせ

territory属性はデータベースを作成するときしか使えません。

次の例にて新規作成したデータベースの地域情報は、国はメキシコで言語はスペイン語となります。

jdbc:derby:MexicanDB;create=true;territory=es_MX

collation 属性territory属性と組み合わせて使うことで、Unicodeのコードポイントに従った文字照合に代わり、地域情報に沿った文字照合を行うことができます。