collation=collation 属性

機能

collation属性は照合がデータベースに設定された地域に沿って行われるのか、ユニコードのコードポイントに沿って行われるのかを指定します。 collation属性の有効な値は、TERRITORY_BASEDとUCS_BASICです。

制約事項: collation属性を指定できるのはデータベースを作成した時です。既存のデータベースや、アップグレードするデータベースに、この属性を指定することはできません。

Derbyのデータベースを作成するときに、collation属性にTERRITORY_BASEDを与えた場合、照合はterritory属性に指定した言語や国のコードに基づき行われます。

データベースを作成するときにterritory属性を指定しなかった場合、Derbyjava.util.Locale.getDefaultメソッドにより、Java仮想マシン(JVM)の地域情報の既定値が現在何であるかを取得します。

注: collation属性はユーザが定義した表についてのみ有効です。システム表ではユニコードのコードポイントに沿って照合が行われます。

次の例ではMexicanDBデータベースを作成するURLを示します。territory属性では言語コードにスペイン語を指定して、国コードにメキシコを指定します。collation属性はデータベースが地域情報に基づいて、照合を行うことを指定します。

jdbc:derby:MexicanDB;create=true;territory=es_MX;collation=TERRITORY_BASED 
Derbyで照合がどのように扱われるかは、Derby ディベロッパーズ ガイドの「Derbyでの文字による照合」を参照してください。