bootPassword=key属性

機能

このキーは以下の目的で指定されます。
  • 暗号化されたデータベースの新規作成
  • 既存の暗号化されていないデータベースの暗号化を設定
  • 既存の暗号化されたデータベースの起動
8文字以上の英数字からなる文字列を指定します。

ほかの属性との組み合わせ

新規データベースを作成する場合は、bootPassword=key属性は、create=true 属性およびdataEncryption=true属性と組み合わせなければなりません。

既存の平文のデータベースを暗号化するには、bootPassword=key属性とdataEncryption=true属性を設定する必要があります。 既存の平文のデータベースにて、認証とSQL認証の両方が有効な場合は、データベース所有者だけが暗号化を行えます。 Derby ディベロッパーズ ガイドの「ユーザ認証を有効にする」と、「SQL標準認証モードを設定する」も参照してください。

既存の暗号化されたデータベースを起動する場合は、ほかの属性は必要ありません。

-- 新規の暗号化されたデータベースを作成する。
jdbc:derby:newDB;create=true;dataEncryption=true;
    bootPassword=cseveryPlace
-- 既存の暗号化されていないデータベースに暗号化を設定する。
jdbc:derby:salesdb;dataEncryption=true;bootPassword=cseveryPlace
-- 既存の暗号化されたデータベースを起動する、
jdbc:derby:encryptedDB;bootPassword=cseveryPlace