環境設定

配布されたDerbybinにあるスクリプトを正常に実行するためには、幾つかの環境変数の設定が必要です。 またスクリプトは、WindowsのコマンドプロンプトやUnixのシェルのような、コマンドラインの環境から実行する必要があります。

環境変数は次のように設定します。

  1. 環境変数のDERBY_HOMEを、Derbyの配布物(bin)が展開された場所に設定します。 たとえば、もしDerbyがWindowsのc:\Derby_10というディレクトリ、またはUnixの/opt/Derby_10というディレクトリにインストールされたなら、 次のコマンドで環境変数のDERBY_HOMEを設定します。
    OS コマンド
    UNIX export DERBY_HOME=/opt/Derby_10
    Windows set DERBY_HOME=c:\Derby_10
  2. 環境変数のJAVA_HOMEを設定します。JAVA_HOMEという環境変数は、スクリプトがJVMやJavaアプリケーションの場所を知るために使います。
    OS コマンド
    UNIX export JAVA_HOME=/usr/j2se
    Windows set JAVA_HOME=C:\Program Files\Java\j2se1.4.2_05
  3. DERBY_HOME/binディレクトリを環境変数のPATHに設定して、Derbyのスクリプトを、カレントディレクトリにかかわらず実行できるようにします。
    OS コマンド
    UNIX export PATH="$DERBY_HOME/bin:$PATH"
    Windows set PATH=%DERBY_HOME%\bin;%PATH%
    環境変数のDERBY_HOMEが設定されていて、 その下にあるbinディレクトリが環境変数のPATHに含まれていれば、Derbyのツールを、短いコマンドで実行することが可能です。
  4. 環境変数のDERBY_HOMEとJAVA_HOMEが正しく設定されていて、DERBY_HOME/bin のディレクトリが環境変数のPATH environmentに追加されたことを検証します。 次のコマンドで設定を検証します。
    sysinfo 
    環境変数が正しく設定されていれば、sysinfoコマンドにより、あなたの環境のJVMおよびインストールしたDerbyのバージョンが表示されます。
binにあるスクリプトについてもっと知りたければ、Derbyのスクリプトを参照してください。
関連概念
Derbyのインストール
Derbyのツールと、そのスクリプトについて
関連タスク
classpathの設定