classpath とは、JVMや他のJavaアプリケーションの実行に必要なクラスライブラリの一覧です。classpathを設定するためのスクリプトがDerbyには用意されていますが、スクリプトを使わずにJavaで直接ツールを呼ぶ場合には、手作業でCLASSPATHという環境変数を設定しなければなりません。
CLASSPATHという環境変数は、一時的または恒久的、あるいはJavaアプリケーションやJVMを実行するときだけ、のいずれでも設定が可能です。
開発環境であれば、コマンドラインのシェルが立ち上げられた時に、CLASSPATHという環境変数を設定するようにするのが良いでしょう。
Derby は
DERBY_HOME/binディレクトリに、classpathをすばやく設定するためのスクリプトを幾つか用意しています。その幾つかのスクリプトを次に挙げます。
- setEmbeddedCP
- setEmbeddedCP は組み込みモードの時に使うスクリプトで、derby.jarとderbytools.jarをclasspathに追加します。
- setNetworkServerCP
- The setNetworkServerCPはnetwork serverを起動するときに使うスクリプトで、derby.jarとderbynet.jarをclasspathに追加します
- setNetworkClientCP
- setNetworkClientCPはnetwork clientを使ってデータベースに接続するときに使うスクリプトで、derbyclient.jarとderbytools.jarをclasspathに追加します。
classpathを一時的に設定する場合、新しいコマンドのウィンドウを開くたびに適切なスクリプトを実行してください。
また次のコマンドで、スクリプトの実行後に設定したclasspathを見ることができます。
- UNIXでは、echo $CLASSPATHというコマンドを使ってください。
- Windowsでは、echo %CLASSPATH%というコマンドを使ってください。