Derbyのデータベース接続URLの属性

データベース接続URLには必要に応じて属性を記述することができます。 Derbyはこれらの属性を、内部的にプロパティオブジェクトとして取り扱います。従って、DriverManager.getConnectionPropertiesオブジェクトを渡すことで属性を指定することもできます。(これらの属性はシステムプロパティとして指定できません。DriverManager.getConnectionに渡すオブジェクトでのみ指定できます。)

これらの属性はDerby固有で、データベース接続URLに属性を指定する。にその一覧があります。

属性の名前と値の組は、接続の呼び出しにて提供されるプロパティオブジェクトに渡されます。接続の呼び出しにてプロパティオブジェクトが提供されない場合、データベース接続URLの情報だけを持つプロパティオブジェクトが作成されます。
import java.util.Properties;

Connection conn = DriverManager.getConnection(
    "jdbc:derby:sampleDB;create=true");
/* 属性をPropertiesオブジェクトに渡す。*/
Properties myProps = new Properties();
myProps.put("create", "true");
Connection conn = DriverManager.getConnection(
    "jdbc:derby:sampleDB", myProps);

/* ユーザ名およびパスワードを渡す。*/
Connection conn = DriverManager.getConnection(
    "jdbc:derby:sampleDB", "dba", "password");
注: 属性は構文解析のとき正しいか否かを判定されません。もし間違えた属性と値を渡した場合、その情報は単純に無視されます。(Derbyには属性が正しいかを判定するためのツールがあります。より詳しい情報はDerby ツールとユーティリティーガイドを参照してください。)
関連概念
その他のSQL構文
関連資料
Derbyのデータベース接続URL構文
組み込みデータベースのアプリケーションのデータベース接続URL構文