DerbyネットワーククライアントがJDBCのトレース情報を送るディレクトリを指定します。プログラムやセッションが複数の接続を持つ場合、ネットワーククライアントはそれぞれの接続毎にファイルを作成します。既定でファイルには_driver_0、_driver_1といった名前が付けられます。 traceFile=path属性で、トレースファイルのファイル名を指定することができます。
ディレクトリが存在しない場合、Derbyからエラーメッセージが出力されます。絶対パス名による指定ではない場合、ディレクトリは現在のディレクトリから相対的なものとして扱われます。
トレースに関するより詳細な情報は、Derby サーバと管理ガイドの「ネットワーククライアントのトレース」を参照してください。 トレースに関するこの他の属性については、traceFile=path、traceFileAppend=trueおよびtraceLevel=valueを参照してください。
この属性はほかの属性と組み合わせることができます。
-- 複数の接続を持つ既存のデータベースのトレースを有効にする。 jdbc:derby://localhost:1527/mydb;traceDirectory=/home/mydir/mydbtracedir -- ディレクトリのトレースファイル名を指定する。 jdbc:derby://localhost:1527/mydb;traceDirectory=/home/mydir/mydbtracedir;traceFile=trace.out -- 既定のトレースファイルに追加する。 jdbc:derby://localhost:1527/mydb;traceDirectory=/home/mydir/mydbtracedir;traceFileAppend=true