組み込まれた型の概要

言語のコンパイラや言語の実行システムは、SQLの型を使います。前者はコンパイル時に式の型を判断して、後者は実行時に式の型を判断します。実行時の式の型はコンパイル時の型のサブタイプまたはその実装の何れかとすることができます。

型にはそれぞれにその型の値があります。さらにデータベースに格納された値や式から返される値は、空(NULL)であることがあります。これは値がない、またはわからない事を意味します。 キーワードのNULLを明示する文脈もありますが、空は独立した値ではありません。なぜならば値は関連した型を必要として、空にはそれがないからです。

この章で説明する構文は、CREATE TABLE文にて列のデータ型を指定する構文です。