組み込みデータベースのアプリケーションのデータベース接続URL構文

組み込みデータベースのアプリケーションでは、データベース接続URLは次のとおりです。
jdbc:derby: [サブサブプロトコル:][データベース名][;属性]*
  • jdbc:derby:

    JDBCにてderbyは、Derbyのデータベースに接続するためのサブプロトコルです。 このサブプロトコルは常にderbyで、それ以外となることはありません。

  • サブサブプロトコル:

    サブサブプロトコルは必要に応じて記述され、Derbyがデータベースを探すディレクトリやクラスパス、jarファイルを指定します。サブサブプロトコルが使われることは稀ですが、多くの場合は読み取り専用のデータベースに対して使われます。 サブサブプロトコル は以下のいずれかです。

    • directory
    • classpath: データベースは読み取り専用と扱われ、クラスパスのディレクトリやアーカイブでの相対的な位置を指定するため、全てのデータベース名は、最低一つのスラッシュから始まらなければなりません。(暗黙値なので、サブサブプロトコルにclasspathを指定する必要はありません)
    • jar データベースは読み取り専用と扱われます。
    jar: はデータベース名:の直前に、追加の要素を必要とします。
    (アーカイブへのパス)

    アーカイブへのパスはデータベースのあるjarやzipファイルへの、ファイル名を含むパスです。

    読み取り専用のデータベースへのデータベース接続URLの例は、Derby ディベロッパーズ ガイドを参照してください。

  • データベース名

    接続先である、既存あるいは新規のデータベース名を指定します。

    データベース名は単独で指定することも、相対/絶対パスと共に指定することもできます。Derby ディベロッパーズ ガイドの第1章にある、 "標準的な接続-ファイルシステムにあるデータベースへの接続"を参照してください。

  • 属性

    0個以上のデータベース接続URL属性を指定します。属性の詳細はDerbyのデータベース接続URLの属性にて記述されます。

関連概念
その他のSQL構文
関連資料
Derbyのデータベース接続URL構文
Derbyのデータベース接続URLの属性