SYSCS_UTIL.SYSCS_BACKUP_DATABASE_AND_ENABLE_LOG_ARCHIVE_MODE_NOWAITシステム手続き

SYSCS_UTIL.SYSCS_BACKUP_DATABASE_AND_ENABLE_LOG_ARCHIVE_MODE_NOWAITシステム手続きはデータベースを指定したバックアップディレクトリにバックアップして、そのデータベースをログアーカイブモードで有効にします。 この手続きが開始した時、ログに格納されていない進行中のトランザクションがあった場合、トランザクションの完了を待たずに手続きはエラーとなります。

構文

SYSCS_UTIL.SYSCS_BACKUP_DATABASE_AND_ENABLE_LOG_ARCHIVE_MODE_NOWAIT
(IN BACKUPDIR VARCHAR(32672),
IN SMALLINT DELETE_ARCHIVED_LOG_FILES)

この手続きは結果を返しません。

BACKUPDIR
この引数の型はVARCHAR(32672)です。この引数はバックアップが記録されるディレクトリへのパスをとります。 バックアップを行うJVMのuser.dirで与えられる現在のユーザディレクトリに基づき、相対パスは解決されます。相対パスの解決は、derbyのホームディレクトリに基づきません。 混乱を避けるため、絶対パスを使ってください。
DELETE_ARCHIVED_LOG_FILES
もし引数のDELETE_ARCHIVED_LOG_FILESが、零以外の値だった場合、バックアップ前に作られたオンラインアーカイブログのファイルは削除されます。ログファイルが削除されるのはバックアップが成功した後です。

JDBCの例

次の例ではデータベースをc:/backupdirディレクトリにバックアップして、ログアーカイブモードを有効にします。

CallableStatement cs = conn.prepareCall
("CALL SYSCS_UTIL.SYSCS_BACKUP_DATABASE_AND_ENABLE_LOG_ARCHIVE_MODE_NOWAIT(?, ?)");
cs.setString(1, "c:/backupdir"); 
cs.setInt(2, 0);
cs.execute();

SQLの例

次の例では、データベースをc:/backupdirディレクトリにバックアップして、ログアーカイブモードを有効にします。この時オンラインアーカイブログのファイルは削除されません。

SYSCS_UTIL.SYSCS_BACKUP_DATABASE_AND_ENABLE_LOG_ARCHIVE_MODE_NOWAIT('c:/backupdir', 0)
次の例では、データベースをc:/backupdirディレクトリにバックアップして、バックアップが成功したら、オンラインアーカイブログのファイルを削除します。
SYSCS_UTIL.SYSCS_BACKUP_DATABASE_AND_ENABLE_LOG_ARCHIVE_MODE_NOWAIT('c:/backupdir', 1)